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過去問演習

群馬県公立高校学力検査 2025年度
数学
大問3

(16点)

(1) 円の周上にある3点を使ってできる角を円周角という。円周角は、それに対応する弧を示して表す。∠CAD と ∠CBD はどちらも、弧CD(ア)に対する円周角である。
「1つの弧に対する円周角の大きさは等しい(イ)」ことを円周角の定理という。
CD
円周角の大きさは等しい
(2) AF = BE が成り立つことを証明しようとしているので、AF と BE を対応する辺としてもつ2つの三角形を探すと、△ACF(ウ)△BCE(エ) の形がよく似ていることに気づく。そこで、△ACF と △BCE が合同(オ)であることを示すことができれば、AF = BE が成り立つことを証明できる。
※この見通しが正しいことは、次の②に答えるまでは確かめられない。
ACF
BCE
合同
仮定より、AC = BC である。
円周角の定理より、∠CAF(∠CAD) = ∠CBE(∠CBD)が成り立つ。
直径の弧に対する円周角だから ∠ACB(∠ACF) = 90° となり、したがって ∠BCE = 90° である。
以上のことから、「1組の辺とその両端の角がそれぞれ等しい」という合同条件を導く。
(証明)(例)
△ACF と △BCE において
仮定より AC = BC ……①
弧CD に対する円周角であるから
 ∠CAF = ∠CBE ……②
AB は直径であるから、∠ACB = 90°
よって、∠BCE = 180° - ∠ACB = 90°
したがって ∠ACF = ∠BCE ……③
①、②、③より、1辺とその両端の角がそれぞれ等しいから
 △ACF ≡ △BCE
合同な三角形の対応する辺は等しいから
 AF = BE

※小問ごとの配点は不明

最終編集: 2025-06-17