問1 | (1) | 試供品を無料で頒布する。 | ||
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はんぷ | 2点 | |||
(2) | 彼を懐柔して味方にする。 | |||
かいじゅう | 2点 | |||
(3) | 炎天下の作業でかいた汗を拭う。 | |||
ぬぐ う | 2点 | |||
(4) | 大臣がシュウニンのあいさつをする。 | |||
就任 | 2点 | |||
(5) | アヤういところで難を逃れた。 | |||
危 うい | 2点 | |||
問2 | 「ない」には、形容詞の場合と助動詞の場合がある。形容詞の場合はさらに、「ある」の対義語として「不存在」を表す用法と、形容詞や形容動詞の後につけて打消しを表す補助形容詞としての用法がある。形容詞ならば自立語、助動詞ならば付属語であるから、文節を区切ったうえで「ない」の位置を確かめることにより判別できる。 【設問の文】 「わたしは、/あまり/漫画を/読まない。」 (/ は文節の切れ目をあらわす) 動詞「読ま」の後についており、単独で文節をつくれないので、助動詞である。 ア(正)「今日は/何も/しないで、/のんびりしましょう。」 動詞「し」の後についており、単独で文節をつくれないので、助動詞である。 イ(誤)「友人に/お願いを/したら、/頼りない/返事だった。」 「頼りない」で一語の形容詞である。「ない」は形容詞の一部であり、一単語ではない。 ウ(誤)「マラソンに/挑戦したいが、/長距離を/走った/ことは/ない。」 単独で文節をつくっているため、形容詞である。不存在を表す用法。 エ(誤)「この部屋は、/エアコンが/壊れて/いて/涼しく/ない。」 単独で文節をつくっているため、形容詞である。「涼しく」に打消しの意味を付け加える補助形容詞の用法。 |
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ア | 3点 | |||
問3 | 熟語の構成を判別する問題である。 ア 「到」と「達」は同類語。 イ 「災」と「難」は同類語。 ウ 「濁」と「流」は修飾・被修飾の関係。 エ 「破」と「壊」は同類語。 よって、他の三つと異なるものは ウ である。 |
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ウ | 3点 | |||
問4 | (1) | 連続する四つの文を、文脈が通るように並べ替える問題である。 空欄Ⅰの直前が「どのような意味でしょうか。」で終わっているので、この問いの答えとなる文を最初におく。エ「それは……という意味です。」が適切である。 ウ「まず、……調べました。」とエ「次に、……調べました。」は形式が共通なので、二つの事柄を並列するものとみて、この順で並べる。 ア「その地産地消の現状について、次の二点を調べてみました。」の「次の二点」がウとイにあたると考えられるので、前におく。また「その地産地消」という指示語は、エで地産地消の意味を説明したことを受けている。 以上をまとめると、エ → ア → ウ → イ の順序が適切である。 |
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エ → ア → ウ → イ | 3点 | |||
(2) | 適切でないものを選ぶことに注意する。スピーチは、聞き手を意識して、言いたいことが伝わりやすいように工夫して話すことが大切である。 ア(正)「言葉の抑揚や間の取り方を意識して」は適切。 イ(誤)「手元の原稿から目を離さずに一定の速度で」は不適切。 ウ(正)「聞き手の反応を確かめながら」は適切。 エ(正)「話す速度や声の大きさなどを工夫」は適切。 よって、適切でないものは イ である。 |
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イ | 2点 | |||
(3) | 傍線部「これらの野菜がよく給食で使われるのは、埼玉県でたくさん採れます。」の不自然な点を訂正して文を推敲する問題である。 この文が不自然であるのは、「使われるのは……採れます」となっていて、主語と述語が正しく対応していないためである。「使われるのは……採れるからです」と訂正して、主語と述語が正しく対応するようにすればよい。 |
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(例) 採れるからです | 3点 |