問1 | 出雲市、高松市、新宮市は、それぞれ日本海側の気候、瀬戸内の気候、太平洋側の気候に属する代表的な都市である。それぞれの気候の特色を踏まえて三つの雨温図を組み合わせる。 Ⅰ… 年間を通して降水量が少ないため、瀬戸内の気候に属する高松市である。瀬戸内では季節風が南北の山地に遮られるため降水量が少ない。 Ⅱ… 夏に降水量が多いため、太平洋側の気候に属する新宮市である。太平洋側は夏に台風の通り道となることが多い。 Ⅲ… 冬の降水量が比較的多いため、日本海側の気候に属する出雲市である。日本海側では冬の北西季節風のために降雪がみられる。 以上より、正しい組み合わせは Ⅰ-高松市、Ⅱ-新宮市、Ⅲ-出雲市 となる。 |
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エ | 3点 | ||
問2 | 近畿半島の大部分を占める紀伊山地では林業がさかんで、吉野杉などが有名である。 | ||
紀伊 山地 | 3点 | ||
問3 | 【YとZ】 まとめ2のYの説明で「大消費地に近い条件を生かし」とあるのは、近郊農業の説明である。Yは群馬県である。 まとめ2のZの説明で「温暖な気候を生かし」「出荷時期を早める」とあるのは、促成栽培の説明である。Zは高知県である。 【WとX】 グラフ1で、「その他の都道府県」からの入荷時期と入荷量より、なすの一般的な出荷時期は7月から9月ごろだとわかる。 グラフ中のXの出荷時期はその他の都道府県と変わらないが、Wの出荷時期はその他の都道府県より早い。したがってWが高知県、Xが群馬県となる。 以上より、高知県にあたるのは WとZ である。 |
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イ | 3点 | ||
問4 | 【空欄Q】 資料より、「徳島県が本州に直接つながって以降」とは、1998年以降を指している。グラフ2からその時期の変化を読み取ると、フェリーと旅客船の輸送人数が急激に減っていることがわかる。 【空欄R】 表より、徳島県の年間商品販売額は1999年を境にして減少する傾向にある。交通網が整理され、移動が便利になったこととの関係でその理由を考えると、人々が買物のために県外に出るようになったことが挙げられる。 |
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Q (例)フェリーと旅客船の輸送人数が減っている R (例)多くの人が大都市に行くようになった |
5点 | ||
問5 | 野外観察の記録①、②と地形図とを照らし合わせて、正しい組み合わせを考える。 ① 「駅とロープウェイのりばとの間」が手がかりとなる。駅は「徳島駅」、ロープウェイのりばは「山麓駅」が地形図中に確認できるため、その中間のA地点を表している。 ② 「山に囲まれた高台」が手がかりとなる。等高線が狭い間隔で集中しているところが山であるから、C地点を表している。 以上より、正しい組み合わせは、 ①-A、②-C である。 |
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ア | 2点 |