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過去問演習

埼玉県公立高校学力検査 2025年度
【追検査】数学
大問2

(11点)

(1) 点P を通り 直線m に接する円の接点を Q とし、円の半径を r とすると、OP = OQ = r であるから、OP + OQ = 2r より、r = (1/2)( OP + OQ ) である。
したがって、OP + OQ が最も小さくなるとき、半径 r は最も小さくなる。これは線分 P , O , Q が一直線上にある場合である。
このとき、円の中心 O は 線分PQ の中点である。
点P を通る 直線m の垂線を作図し、直線m と交わる点と点P との中点を 点O とする。
大問2(1)の解答 5点
(2) △ABC において、二等辺三角形の性質より、AB = AC 、∠ABC = ∠ACB(2つの底角は等しい)である。
仮定より DE ∥ BC なので、平行線の錯角より、∠BAD = ∠ABC 、∠CAE = ∠ACB となる。すなわち ∠BAD = ∠CAE である。
以上より、直角三角形の合同条件「斜辺と1つの鋭角がそれぞれ等しい」を導く。
(説明)(例)
 △ABD と △ACE において、
 仮定から AB = AC …①
  ∠ABC = ∠ACB …②
  ∠ADB = ∠AEC = 90° …③
 DE∥BC から、平行線の錯角は等しいので
  ∠BAD = ∠ABC …④
  ∠CAE = ∠ACB …⑤
 ③、④、⑤から、
  ∠BAD = ∠CAE …⑥
 ①、③、⑥から、直角三角形で、斜辺と1つの鋭角がそれぞれ等しいので、
 △ABD ≡ △ACE
6点

最終編集: 2025-06-21