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過去問演習

埼玉県公立高校学力検査 2025年度
【追検査】数学(学校選択)
大問2

(13点)

(1) 「点P で 直線n に接し、直線m に接する円のうち、半径が小さい方の円」を正しく作図できた場合の完成図を想定して、どのような作図が必要になるかを考える(下図)。
大問2(1)の解説
図のように 直線n 上の 点P と 直線m 上の 点Q を接点とする 円O が作図できたとき、直線m と 直線n の交点を R とすると、∠OPR = ∠OQR = 90° であり、△OPR ≡ △OQR が成り立つ(直角三角形の斜辺と他の1辺がそれぞれ等しい)ため、∠ORP = ∠ORQ となる。
したがって、円の中心 O は、点P を通る 直線n の垂線と、∠PRQ の二等分線との交点である。
大問2(1)の解答 6点
(2) ∠BAD と ∠ACE が、ともに 90° - ∠CAE と表せることに注目する。
※∠DBA と ∠EAC が、ともに 90° - ∠DAB と表せるとみても可能である。
(説明)(例)
 △ABD と △CAE において、
 仮定から AB = AC …①
  ∠BAC = ∠ADB = ∠CEA = 90° …②
 また、
  ∠BAD = 180° - ∠BAC - ∠CAE
   = 90° - ∠CAE …③
  ∠ACE = 180° - ∠CEA - ∠CAE
   = 90° - ∠CAE …④
 ③、④から、
  ∠BAD = ∠ACE …⑤
 ①、②、⑤から、直角三角形で、斜辺と1つの鋭角がそれぞれ等しいので、
 △ABD ≡ △CAE
7点

最終編集: 2025-06-19