(1) | 「点P で 直線n に接し、直線m に接する円のうち、半径が小さい方の円」を正しく作図できた場合の完成図を想定して、どのような作図が必要になるかを考える(下図)。![]() 図のように 直線n 上の 点P と 直線m 上の 点Q を接点とする 円O が作図できたとき、直線m と 直線n の交点を R とすると、∠OPR = ∠OQR = 90° であり、△OPR ≡ △OQR が成り立つ(直角三角形の斜辺と他の1辺がそれぞれ等しい)ため、∠ORP = ∠ORQ となる。 したがって、円の中心 O は、点P を通る 直線n の垂線と、∠PRQ の二等分線との交点である。 |
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6点 | ||
(2) | ∠BAD と ∠ACE が、ともに 90° - ∠CAE と表せることに注目する。 ※∠DBA と ∠EAC が、ともに 90° - ∠DAB と表せるとみても可能である。 |
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(説明)(例) △ABD と △CAE において、 仮定から AB = AC …① ∠BAC = ∠ADB = ∠CEA = 90° …② また、 ∠BAD = 180° - ∠BAC - ∠CAE = 90° - ∠CAE …③ ∠ACE = 180° - ∠CEA - ∠CAE = 90° - ∠CAE …④ ③、④から、 ∠BAD = ∠ACE …⑤ ①、②、⑤から、直角三角形で、斜辺と1つの鋭角がそれぞれ等しいので、 △ABD ≡ △CAE |
7点 |
最終編集: 2025-06-19