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過去問演習

埼玉県公立高校学力検査 2024年度
英語
大問3

(18点)

問1 補う文の訳は、「だから、ニウエはお金を稼ぐ方法を探す必要があり、そしてそれを見つけました。」
文頭の「だから」より、この文の直前には、お金が不足している事情を説明した文がくると考えられる。
また文末の「見つけた」より、この文の直後には、ニウエがお金を稼ぐ方法について説明があると考えられる。
A~Cの空欄の前後を読んで適切な場所を考える。
[A](誤)「今日は、ニウエについて皆さんに話したいです。/ [ A ] ニウエはニュージーランドの北東およそ2400キロメートルのところにあります。」
[B](誤)「それはニュージーランドの一部でしたが、1974年に自治権を得ました。 [ B ] その人口は1963年には約5000人でしたが、1970年に空港が開港した後、人々はニウエから出て行きました。」
[C](正)「実際、ニウエにはあまり多くの産業がありません。 [ C ] ニウエの人々は、かれらの国にはたくさんの自然があり、森でのハイキングのような観光活動のためにそれを使えることを理解しました。」
C 3点
問2 下線部の直前の文は、「ニウエでは、人々はバナナのような果物を育てています」。
下線部の最初に However(しかしながら) とあるので、バナナの栽培にとって妨げとなるような事情が後に続くと考えられる。
(正) not enough をあてはめると「十分な農地や水がない」となって前後の意味に合う。enough の後に to不定詞 を使うと「~するのに十分な」となる(副詞的用法)。
(誤) full of 「~でいっぱい」は、 There is の後に使っても文が成り立たない。
(誤) a few 「少しの」は、後ろに数えられる名詞がくる場合にしか使えないため、farmland にも water にもつけられない。
(誤) a lot of 「たくさんの」は前後の意味に合わない。
下線部の訳は「しかしながら、他の国に売るための果物を育てるのに十分な農地と水がありません」となる。
3点
問3 〔  〕の直前に there があることから、There is/are の構文を使うことが考えられる。
 → there was a country (国がありました)
名詞の直後に過去分詞で始まる語句をつけることで、「~された○○」のように、前の名詞を修飾する形をつくることができる(過去分詞の形容詞的用法)。
 → a country called Niue (ニウエと呼ばれる国)
以上より、正しい順序は、... there 〔 was a country called 〕 Niue ... となる。文意は「私はニウエと呼ばれる国があることを最近まで知りませんでした」。
I did not know that there was a country called Niue until recently. 4点
問4 【質問】 「ニウエについて学んだ後、いまのRyoは何をするのが好きですか」。
第4段落第2文に「ニウエについて学んだ後で、私はいま地図を見るのが好きです」とある。Heを主語にして、三人称単数現在形の -s を忘れずに答える。
(例) He likes to look at maps. 4点
問5 (誤) 「ニウエは世界で最も人口の少ない国だ」。ニウエは、世界で二番目に人口の少ない国である(第1段落)。
(誤) 「Ryoは、地図でニウエより小さい国を見つけることに興味がある」。第4段落に地図を見ることが好きだとあるが、「ニウエより小さい島を見つける」とは言っていない。ニウエは「世界で最も大きいサンゴ礁の島のひとつ」であることは第2段落にある。
(正) 「ニウエの人々は、自分たちが観光活動に使える自然をもっていることを理解した」。第3段落の最後の文のとおり。
(誤) 「ニウエは1970年に空港を開き、その時の人口は約1900人だった」。ニウエの人口は1963年に約5000人であり、1970年に空港を開いた後は減っていき、20年前に2000人より少なくなった(第2段落)。人口が約1900人だったのは2020年のことである(第1段落)。
4点