問1 | Ⅰの時代は奈良時代である。説明文は墾田永年私財法を指している。 a(誤)大和政権が現れ、前方後円墳が造られたのは古墳時代。 b(正)奈良時代には律令国家が確立し、遣唐使が派遣された。また『古事記』や『日本書紀』が作られた。 資料1(正)興福寺の阿修羅像は、奈良時代の天平文化を代表する文化財である。 資料2(誤)武人埴輪は古墳の周囲に置かれたもので、古墳時代の文化財である。 以上より、正しい組み合わせは b-資料1 となる。 |
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ウ | 3点 | ||
問2 | Ⅱの時代は平安時代である。説明文は浄土信仰を指している。 ア(誤)生類憐みの政策は、江戸時代の徳川綱吉の政策。 イ(誤)元軍の侵攻(蒙古襲来)があったのは、鎌倉時代。 ウ(誤)公地・公民の方針が示されたのは大化の改新の後で、飛鳥時代。 エ(正)藤原氏が摂関や関白の地位を独占して政治を行ったのが摂関政治で、平安時代のことである。 |
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エ | 2点 | ||
問3 | Ⅲの時代は鎌倉時代である。牛馬耕、草木灰の利用、定期市などは鎌倉時代に始まった。 資料3は荘園の見取り図である。右側に「領家分」、左側に「地頭分」の文字あがり、左右を分けるように中央に分割線がある。 荘園領主(領家)のために現地で年貢の取り立てや土地の管理をおこなう地頭は、しだいに力をつけて領主と争いを起こすことが多くなった。このような争いを解決するため、土地そのものを地頭と領主とで分け合って、互いに完全な支配権を認めること(下地中分)が行われた。 |
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(例)土地を地頭と領家で分け合った。 | 5点 | ||
問4 | Ⅳの時代は室町時代(14世紀前半から16世紀後半まで)である。高利の貸金業者である土倉や酒屋をおそったり、借金の帳消し(徳政令)を求めたりする土一揆が起こった。 X(正)勘合貿易は、室町幕府3代将軍の足利義満によって始められた(15世紀初め)。 Y(誤)ラクスマンが根室に来航して通商を求めたのは江戸時代の後半である(18世紀末)。 Z(正)李成桂が高麗を倒して朝鮮国を建てたのは南北朝の統一と同じ年である(14世紀末)。 以上より、正しい組み合わせは X-正、Y-誤、Z-正 となる。 |
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イ | 3点 | ||
問5 | Ⅴの時代は江戸時代である。産業や商業の発達により庶民にも実用的な知識が求められ、各地に寺子屋が作られた。 商人だった伊能忠敬は天文学や測量術を学び、幕府の命令を受けて、19世紀の初めに正確な日本地図(大日本沿海輿地全図)を作った。 |
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伊能忠敬 | 3点 |