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過去問演習

埼玉県公立高校学力検査 2024年度
社会
大問6

総合問題(14点)

問1 ア… 伊藤博文がヨーロッパで憲法を学んだのは明治時代の初期である。
イ… 幕府が朱印状を発行して東南アジアへの貿易船の保護を求めたのは、江戸時代の初期である。
ウ… キリシタン大名が少年4人をローマ教皇への使節として派遣したのは、安土桃山時代である。
エ… 国際連盟が設立されたのは第一次大戦後の大正時代である。
よって、これらを年代の古い順に並べると、 ウ→イ→ア→エ となる。
3点
問2 株式会社は、少額に分けられた株式を発行することで資金を集める。株式は会社の所有者であることを証明するもので、株式をもつ者を株主という。株主は株主総会に出席して、会社の基本方針の決定に参加できる。また株式数に応じて、利潤の一部を配当として受け取ることができる。
以上より、正しい組み合わせは X-株主総会、Y-配当 となる。
労働組合は、労働条件の改善を使用者に要求するために、労働者が結成した組織のことである。労働組合の結成は団結権により認められている。
年金保険は社会保険制度のひとつで、あらかじめ保険料を払っておき、高齢や障害状態になったときに必要な給付を受けられるようにする仕組みである。
3点
問3 アメリカのサンフランシスコ近郊の、先端技術産業が集中している地域はシリコンバレーと呼ばれる。
(正)シリコンバレーの中心都市のサンフランシスコである。
(誤)五大湖沿岸の、自動車工業で栄えたデトロイトである。
(誤)金融・経済の中心都市のニューヨークである。
(誤)フロリダ半島の先端に位置するマイアミである。
P シリコンバレー
記号
3点
問4 【空欄a 取り組みの成果を示す資料】
《探究内容》の記述より、鹿児島県が直面している課題は、外国産の豚肉に対抗して品質重視の黒豚肉の生産を伸ばすことだとわかる。また資料の写真より、取り組みとして輸出促進のための「広報活動」や「動画を使った黒豚肉の紹介」が行われていることがわかる。このような課題と取り組みの成果を適切に表しているグラフを選ぶ。
(誤)豚肉が鹿児島県の主な産物のひとつであることがわかるが、取り組みの成果を表すとはいえない。
(誤)さつまいもの作付と生産量が減少していることが示されているだけで、取り組みの成果を表すとはいえない。
(誤)豚の飼育戸数が減少していることを裏づけているが、取り組みの成果を表してはいない。
(正)黒豚肉の輸出量が増加していることを示しており、輸出促進の取り組みの成果を表しているといえる。
【空欄A 取り組みの内容とその成果】
正しいグラフを選んだうえで、取り組みの内容とその成果を説明する。
取り組みの内容とは「広報活動」や「動画を使った黒豚肉の紹介」であり、成果とは「黒豚肉の輸出量が増加したこと」である。「○○という取り組みにより、△△という成果があがった」という形式にあてはめて答える。
記号
A (例)新たな輸出国への広報をしたり、海外の消費者に動画で紹介したりすることで、鹿児島県の黒豚肉の輸出量が増えている
5点