問1 | a | 酸のHも塩基のOHも残っていない塩を正塩という。 ①(誤)硫酸銅(CuSO4)は正塩である。 ②(誤)硫酸ナトリウム(Na2SO4)は正塩である。 ③(正)硫酸水素ナトリウム(NaHSO4)には、H2SO4に由来するHが1個残っているので、酸性塩である。 ④(誤)塩化アンモニウム(NH4Cl)は正塩である。 |
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13 ③ | 4点 | |||
b | 同じモル濃度、同じ体積であることから、水溶液ア~エの溶質の物質量は同じである。 ア KCl水溶液 … 溶質1molあたり、1molのK+が1molのH+に交換される。 イ NaOH水溶液 … 溶質1molあたり、1molのNa+が1molのH+に交換される。 ウ MgCl2水溶液 … 溶質1molあたり、1molのMg2+が2molのH+に交換される。 エ CH3COONa水溶液 … 溶質1molあたり、1molのNa+が1molのH+に交換される。 よって、水素イオンの物質量が最も大きくなるのはMgCl2水溶液である。 |
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14 ③ | 4点 | |||
問2 | a | CaCl2は強酸 + 強塩基の塩であるから、水溶液は中性( pH = 7 )となる。 混合する酸と塩基の水溶液は、濃度と体積が同じであるから物質量も等しい。したがって、混合する酸と塩基の、価数と電離度(強弱)によって水溶液のpHが決まる。 ①(誤)2価の強酸 + 1価の強塩基であるから、水溶液は酸性( pH < 7 )となる。 ②(正)1価の強酸 + 1価の強塩基であるから、水溶液は中性( ph = 7 )となる。 ③(誤)1価の強酸 + 1価の弱塩基であるから、水溶液は酸性( pH < 7 )となる。 ④(誤)1価の強酸 + 2価の強塩基であるから、水溶液は塩基性( pH > 7 )となる。 |
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15 ② | 4点 | |||
b | ①(誤)塩酸50.0mLには試料Aがすべて含まれていない。またビーカーははかりとるのに適切でない。 ②(正) ③(誤)塩酸50.0mLには試料Aがすべて含まれていない。またメスシリンダーはメスフラスコに比べて不精確である。 ④(誤)メスシリンダーはメスフラスコに比べて不精確である。 |
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16 ② | 4点 | |||
c | 【HClのモル濃度】 ⅢのHCl希釈溶液のモル濃度をC〔mol/L〕とする。 [中和の反応式] HCl + NaOH → NaCl + H2O [HCl] 1価 × C〔mol/L〕 × 10.0mL = [NaOH] 1価 × 0.100mol/L × 40.0mL より、 C = 0.400mol/L 【HClの物質量】 Ⅱでつくった500mLの希釈溶液中に存在するHClの物質量は、 0.400mol/L × 500mL = 0.200mol 【CaCl2の物質量】 Ca2+をH+に交換するときに、1個のCaCl2から2個のHClができるから、Ⅰで交換する前のCaCl2の物質量は、 0.200mol × 1/2 = 0.100mol 【CaCl2の質量】 [式量] CaCl2 = 111 より、CaCl2の質量は、 0.100mol × 111g/mol = 11.1g … 試料A 11.5g中のCaCl2の質量 【H2Oの質量】 よって、試料A 11.5g中のH2Oの質量は、 11.5g - 11.1g = 0.4g |
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17 ① | 4点 |