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過去問演習

大学入学共通テスト 2022年度 本試験
化学基礎
第2問

問1 (誤)エタノールの水溶液は中性
(正)水を例外として、大部分の物質では固体の方が液体より密度が大きい。
(正)C2H5OH + 3O2 → 2CO2 + 3H2O。
(正)バイオマス燃料、酒、殺菌用アルコールなどに用いられる。
11 4点
問2 (正)20℃から40℃までの範囲を見ると、水よりもエタノールのグラフの方が傾きが大きく、短時間で温度が上昇している。
(正)時間 t1 において、エタノール水溶液の温度は100℃に達していない。
(正)純物質の沸点は物質の種類によって決まり、物質量には依存しない。
(誤)グラフの水平部分を比べるとエタノールの方が水よりも短く、短時間で蒸発する(前半は正しい)。これは、蒸発に必要な熱量がエタノールは水よりも小さいためである(後半は誤り)。
12 4点
問3 a 質量パーセント濃度は、溶質の質量 ÷( 溶質の質量 + 溶媒の質量 )。
(正)100g ÷ ( 100g + 900g ) = 10%
(誤)100g ÷ ( 100g + 1000g ) = 9.09…%
(誤)エタノール100mLは79g、水900mLは900g。79g ÷ ( 79g + 900g ) = 8.06…%
(誤)エタノール100mLは79g、水1000mLは1000g。79g ÷ ( 79g + 1000g ) = 7.32…%
13 4点
b 原液Aが1000gあったと想定する。質量パーセント濃度が10%であるから、このうちの900gが水、100gがエタノールである。
原液の質量の1/10の蒸留液を得るので、蒸留液の質量は100gになる。
グラフより、原液Aの蒸留液中のエタノールの質量パーセント濃度は50%であるから、100gのうち50gが水、50gがエタノールである。
以上より、残留液900gの中には、水が850g( 900g - 50g )、エタノールが50g( 100g - 50g )含まれている。
残留液の濃度は、50g ÷ ( 50g + 850g ) = 0.055…。四捨五入して5.6%となる。
14 4点
c 濃度10%の原液Aを蒸留すると、グラフより、濃度50%の蒸留液1が得られる。
蒸留液1を原液として蒸留すると、グラフより、濃度78%の蒸留液2が得られる。
15 4点