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過去問演習

CFP®資格審査試験 2023年度第1回
ライフプランニング・リタイアメントプランニング
問題8

生活費等の取崩し

〈典型問題〉6つの係数

本問は、リタイアメントに伴うライフプランを6つの係数を用いて検証し、資金総額に基づく取崩し可能額を算出する問題である。

算出手順

〈条件〉として箇条書きされた項目を順に …とし、リタイア前とリタイア後に分けて整理する。

リタイア前 リタイア後
200万円を運用 … 運用後の額をとする
②-1 30万円ずつを積立て運用 … 運用後の額をとする
②-2 退職金1,100万円を受け取る … との合計額をとする
②-3 を運用 … 運用後の額をとする
40万円ずつを積立て運用 … 運用後の額をとする
退職金1,300万円を受け取る
⑤-1 150万円ずつ取崩しながら運用 … 運用前の額をとする
⑤-2 運用 … 運用前の額を、運用後の額をとする
から?万円ずつ取崩しながら運用
リタイア時の資金総額をとする
( + + + 1,300万円 ) = = ( + ) が成り立つ

本問では、解答すべき資金額(不明額)がリタイア後に含まれているため、まずリタイア前の資金から計算を始めて、リタイア時の資金総額を算出する。

  • 200万円 × 現価係数(9年, 1.5%) =
  • 30万円 × 年金終価係数(5年, 1.5%) =
  • + 1,100万円 =
  • × 終価係数(4年, 2.0%) =
  • 40万円 × 年金終価係数(9年, 1.0%) =
  • + + + 1,300万円 =
  • 150万円× 年金現価係数(10年, 1.5%) =
  • - =
  • × 終価係数(10年, 1.5%) =
  • × 資本回収係数(20年, 1.0%) =

解説

  = 200万円 × 1.143 = 228.6万円

  = 30万円 × 5.152 = 154.56万円

  = + 1,100万円 = 1254.56万円

  = × 1.082 = 1357.43392万円 → 四捨五入して、1357.4339万円

  = 40万円 × 9.369 = 374.76万円

  = + + + 1,300万円 = 3260.7939万円

  = 150万円 × 9.222 = 1383.3万円

  = - = 1877.4939万円

  = × 1.161 = 2179.7704179 → 四捨五入して、2179.7704万円

  = × 0.055 = 119.887372万円

万円未満を切り捨てて、取崩し額は 119万円 となる。

正解 4